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野崎のお雛様 [おでかけ徒然]

旧野崎邸の岡蔵で、2~3月、展示される野崎家所蔵のお雛様です。いずれも、立派なお雛様で、内裏雛は勿論、お道具類に至るまで、それは、もう、贅沢なものが並んでいました(*^^*) その一部をご紹介しますね☆

ただし、ガラス越しなので、ときどき、映り込みが有りまして、少々、見苦しいのが残念ですけど…▼

明治天皇雛

明治天皇をかたどった内裏雛です。天皇陛下は公式洋装姿で、ハイカラな、お雛様となってますね[るんるん]

御所人形

可愛らしい御所人形が並んでいました☆ このお人形師は、明治時代の名匠と言われた大木平蔵だったと思います。

明治23年 古今雛

作者は不詳ながら、明治23年作の立派な内裏雛。 お雛様のお召し物が珍しいので撮影しました[カメラ]

明治の古今雛 永徳斎・作

明治初期に造られた、永徳斎・作の古今雛。臈長けたなかにも、可愛らしさのある、お顔立ちが、とても愛らしい、素敵な、お雛様です[揺れるハート]

朕曳き官女

最近の雛飾りでは、というより、うたは初めて見たのですが、犬を連れた官女です。三人官女というと、長柄銚子、加銚子、盃(三宝)と決まっていると思い込んでいたのですが、三人と決まっている訳ではなく、五人、七人という場合も有ったそうで、昔は、こんな官女も加えられていたのですね! 他に、花車を引く官女もおりました。

池田殿様拝領・享保雛

野崎家が、最も自慢している、お雛様が、この、備前・池田家の殿様から拝領したという享保雛です。1体が冠まで入れると、90cmはあろうかという大型の内裏雛です。 下から見上げると、笑ったような優しい、お顔立ちです、と説明にあったので、少し、屈んだ姿勢で撮影してみました。

お召し物も、ちゃんと、十二枚重ねた、十二単ですし、冠も、当時は金で輝いていたことでしょう…ハッキリとは判りかねましたが、真珠も飾られているようでした。当時のお殿様のお雛様としては、享保の改革を受け、質素倹約を心がけ、立派な造りではあるけれど、華美になりすぎす、シックな色合いのお雛様です。

能舞台 人形一式

他にも、琴を弾く町娘や、茶の稽古をする町娘歌舞伎役者の人形元禄人形翁と媼内裏雛などなど、がありまして、その中で、うたが、へぇ~!と感心したのが、能舞台を、まるまる写し取ったような能舞台のセット。

また、お雛道具類も、金蒔絵の重箱や、明治当時は高価だったろう、洋食器のままごとセット貝合わせのハマグリ、よく出来たミニチュアサイズの柘植クシや竹製の籠本桐製のタンスなども飾られてました。きっと、当時の野崎家のお嬢様方が遊ばれたのでしょうね[揺れるハート]

大切に保存され、愛されてきたことが判る、いずれも素晴らしい、お雛様たちでした(*^^*)v

 旧野崎家邸 公式サイト http://www.naikai.co.jp/J_MUSEUM.htm
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玩具屋さん

わわわ~♪ 素敵なお雛様が並んでますね~♪(*´▽`*) こうして見ても細かいところとかなかなか手が込んでいて、職人さんの技術は凄いなぁ...と思いました。 御所人形は可愛い顔をしてるし、ちょこん♪と座ってる姿もとってもキュート♪(≧ω≦)b  能舞台のセットは見事ですね!人形に心が宿ってるように見えるほど、素晴らしい出来だと思います!
by 玩具屋さん (2010-03-12 11:28) 

emuzu

鑑定団で見てもらいましょう d(⌒ー⌒)nice!!!

by emuzu (2010-03-12 11:51) 

うたかたの幻

>玩具屋さん様
江戸末期から明治初期のお雛様は、職人さんの手作りが見事です!
当時は、三人官女まで有るのが珍しく、ほとんどが内裏雛だけ。
それだけに、大きさも、今の七段飾りより、大きいので、
手の込んだことが出来たのかもしれませんね☆

>emuzu様
鑑定団で見て頂かなくても、きっと、かなりの値打ち品だからこそ、
展示室を設けたんだと思いますよ(笑)
by うたかたの幻 (2010-03-12 23:47) 

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